2014/3/8
諏訪姫ハチロク製作紀 No.2
ラッピングについて
今回はクルマのラッピングについてのお話です。
クルマのラッピングは実際にクルマの寸法をはかり、
真横や真正面からの写真と照らし合わせながらラッピングデータのアタリをとり、
そのアタリのデータをもとにイラストレーターというソフトでデザインをしていきます。
クルマのデザインは諏訪姫のデザインを担当している弊社の専任スタッフが担当。
デザインのイメージを図のような写真から写して描いた線画にレイアウトし、
クルマのイメージを決めていきます。
今回はハチロクのシャープなデザインを生かし、疾走感のあるデザインに仕上げました。
仕上がったデザインをもとに、スポンサーとして協力してくださっているプリンターメーカー
武藤工業株式会社様の開発チームの方と実際の印刷データへの注意点を確認していきます。
立体的な面の裁断方法やラッピングする順序を確認した後、実際の印刷です。
ラッピングに使用したのは武藤工業鰍フプリンター「VJ-1624」
このプリンターは、溶剤インクを粘着剤付きフィルムに印刷をするもので、
主に看板用に使用されています。
また、日焼けや傷をカバーするためのラミネートというコーティングを行い、
ラッピングシートが完成です。
実際にカットしたステッカーがこちら。
このシートは、貼るときの調整や伸びなどラッピング用に計算されたメディアで、
このメディアの提供はラッピングの本場、アメリカに本社を構える エブリィデニソン様より提供して頂きました。
ラッピング用のメディアは一般のシールとは違い、張っても調整中であれば簡単にはがすことが可能で、
さらに熱を加えるとしなやかに伸びてクルマの曲線的なボディにフィットすることが出来ます。
» 製作紀1 [2013.12/10 諏訪姫ハチロク製作紀 No.1]