2015.4.18
全日本ラリー選手権 第1戦
ツール・ド・九州2015in唐津 イベントレポート
4月10日(金)~12日(日)に開催された全日本ラリー選手権 第1戦
ツール・ド・九州2015in唐津
PLUM RACING TEAM 2年目となる今年は、初戦からクラス優勝を目標にし参戦してまいりました初戦の模様をレポート致します。
≪コース概要≫
路面 ターマック
総走行距離 301.97km
SS総距離 71.23km
SS数 14本
クラス JN-4 (エントリー数:7台)
ゼッケンNo.30
諏訪姫PLUMレーシングBS86
4/11(土)DAY1
天気:曇り~晴れ 気温:16℃
8:00 唐津神社にてセレモニアルスタート
唐津神社にて安全祈願を行い、大鳥居を通ってスタート!
昨年から新たな明るいカラーリングの車体に一新した諏訪姫86。いよいよ、今年のレースの開幕です。
大勢の観客を前に、山岸選手、渡邉選手、チームメンバーも気合いが入ります。
久しぶりのレースに緊張気味の2人。笑顔がぎこちない…?
セレモニアルスタートが終わり、いよいよ競技区間SS1~3にはいっていきます。
走り出しの車の状態も問題なく快走している様子。これからの走りに期待が持てそうな予感。
SSの山間部の路面状態は、前日の雨によりウェットで滑りやすい状態だったようです。
12:30 SS3終了し、サービスに戻ってきました。
エントリー7台中、現在クラス6位。
クラストップとの差は、約1分7秒差…
マシントラブルはなく、ここまでは無事完走しましたが、トップとの差が開いてしまいました。
点検を行い、ブレーキパッド交換をします。
後半に追い上げを期待し、セクション2へ出発!
タイヤが片減りしていた為、途中監督からの指示で、空気圧を確認し下げた方がいいのではとの連絡が入り、リエゾンで空気圧を下げます。
17:40 DAY1 フィニッシュ
SS4~8まで終了し、本日最後のサービスに戻ってきます。
すぐに車体の様子、気になっていたタイヤの状況を確認します。
空気圧の調整が功を奏したようでした。
DAY1終了時点で、クラス6位タイ。
開幕戦初日、無事完走しましたが、トップとの差は約2分8秒と、大きく離されてしまいました。
フロントタイヤを2本交換し、明日のレースに備えます。
【BOECOM-GT】
今回も、昨年より開発を進めていた、熱中症対策の冷温調節器「BOECOM」(ボイコム)を使用。
レース車両用は2基セットの「BOECOM-GT」で、1基と比較し冷却能力がUPし、首に巻くタイプの快適装置です。
詳しくはこちら→BOECOM-GT
今大会では、効きすぎて逆に寒いくらいだったようですが、これからの暑い季節に効果が期待できそうだと話していました。
4/12(日)DAY2
天気:晴れ 気温:19℃
2日目は、風もなく穏やかな天気でした。
本日はじめは、サービスにてドライバー・スタッフ一同全員集合!
小泉監督からこのレースにかける熱い気持ちを全員に伝え、「DAY2は、SS1本必ず取ろう!」とドライバーに気合いを入れます。
チームスタッフも一緒に、全員で強い気持ちで2日目に挑みます。
ゲートをくぐってDAY2スタート!
サービスで肝を冷やしながらSSの結果に一喜一憂するスタッフをよそに、ドライバーの気持ちのはいった熱い走りが、この後、随所に見られました。
一方、今回もブース出展会場では、企業スポンサー様の商品を販売・展示する「諏訪物産展」を開催。
2日間にわたって大変多くのお客様にお見えいただき、諏訪のお土産品に大変ご好評いただきました。
ご来場、ご購入頂きました皆様、誠にありがとうございました。
そして、昨年良い思い出の無い、鬼門のギャラリーステージへ…
SS11 シーサイド
なんと、ここでクラス1位を獲得!
2人のドライバーは、みんなの期待に応えます。
熱い走りを見せてくれましたが、残念ながらSS11終了時点で、TOPとの差 2分29秒となってしまいました。
10:40 サービスCイン
この日最後のタイヤ交換・調整を終え、ドライバーと入念に打合せをして送り出します。
一日目のロスが響き、厳しい状況ですが、まだ終わった訳ではありません。何があるか最後まで分かりません。
なんとか上位に食らいつくべく、セクション4に向かいます。
SS12では、クラス2位、SS13ではクラス3位と、好タイムを記録!
タイムにも徐々に調子があがってきているのが見て取れます。
そしてSS14 最後のギャラリーステージ!
砂を巻き上げながら目の前を走りぬけ、猛然と追い上げる諏訪姫86。
トータル結果は、JN-4クラス 第5位。
惜しくも表彰台には手が届きませんでしたが、終盤の追い上げは次回につながる、期待を持たせる走りでした。
今回もご協力を頂きました、諏訪姫ハチロクスポンサーの皆様、
オートバックスラリーチームのサービスの皆様、
オサムファクトリーの皆様、
大会運営のスタッフの皆様、
そして、会場に応援に来てくださったファンの皆様
3日間 本当にありがとうございました。
次戦は、5月8日~5月10日の愛媛県上浮穴郡久万高原町久万高原ラリー2015です。
スポンサー様の為にも、上位を目指し行ってまいります。
twitterで状況を報告しておりますので、ぜひご覧ください。
最後に両選手からのコメントをどうぞ!
ドライバー山岸健選手のコメント
今年も全日本ラリー開幕戦は佐賀県唐津市で行われました。
今回はDAY1から天気はよかったものの、前日に降った雨のせいで林道の中はウェットで、土や落ち葉も広がり、非常にスリッピーな路面でした。
さらにSSごと異なる路面状況で、その違いに翻弄されてしまい、なかなかタイムを出すことが出来ませんでした・・・。
DAY2は完全ドライな路面で、徐々に感覚を取り戻しクラスベストも取れましたが、DAY1のロスが響きクラス5位でフィニッシュ。
DAYポイントにも0.8秒届かず、非常に悔しいラリーとなってしまいました。
また、会場やリエゾン(移動区間)、秋葉原からも、たくさんの応援を頂けた事がとても励みになりました。
昨年来て頂いた方も多く見られ、今年も参加できた事が嬉しかったです。
すぐ来月に、第2戦久万高原がありますが、ベストを尽くし、いい成績を残せるよう、頑張りたいと思います。
次戦も応援よろしくお願いします!
コ・ドライバー 渡邉晴子選手のコメント
全日本ラリー第1戦「ツール・ド・九州2015in唐津」5位で完走です!
応援すごく嬉しかったです。ありがとうございました!
諏訪から約1000km、佐賀県唐津市へ。
レッキは強風・土砂降りと生憎の天気。水と苔と砂で、ノートにもしっかり「!」を記入。
セレモニアルスタート前、唐津神社ではしっかり安全祈願しました。
DAY1は予想以上に超スリッピーで、道からこぼれる寸前の場面もあり、バンソウコウも増やさずに無傷で帰って来られて、本当によかったです。
思うようにタイムが出ず、凹みながら山を降りてきたとき、リエゾンやサービスパークで待っていてくださる方々の姿に元気をもらいました。
本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
次戦は愛媛県で開催される「久万高原ラリー」です。
昨年までグラベル(未舗装)の大会だったため、諏訪姫ハチロクは初エントリーです。
今大会、実戦をとおして得ることは多かったと思います。
残り3週間と短い期間ではありますが、嬉しい報告ができるように頑張ります。
次戦も応援、よろしくお願いします!