2016.4.20
全日本ラリー選手権 第1戦
ツール・ド・九州 2016 in 唐津
2016.4.8-10 イベントレポート
4月8日(金)~10日(日)に開催された、
全日本ラリー選手権 第1戦 ツール・ド・九州 2016 in 唐津
全日本ラリー1戦目の模様をレポート致します。
2016年、PLUM Racing Teamの全日本ラリーは体制が少し変わり、
【PLUM Racing Team × OSAMU FACTORY】(JN-6クラス)
【PLUM Racing Team × PLUM AKR KUMHO Vitz】(JN-3クラス)
として参戦いたします!
≪コース概要≫
路面:ターマック
総走行距離:301.97km
SS総距離:69.35km
SS数:14本
クラス:JN-6(エントリー数:10台)
ゼッケン:No.4
『オサムF・プラム・DLランサー』
ドライバー 福永修 選手
コ・ドライバー 竹原静香 選手
クラス JN-3 (エントリー数:8台)
ゼッケンNo.25
『PLUM AKR KUMHO Vitz』
ドライバー 戸塚和幸 選手
コ・ドライバー 木村悟士 選手
4/9(土)DAY1
天気:曇り〜晴れ 気温:24℃
8日に降った雨のため、9日に行われたレッキでは路面のコンディションが悪かったようです。
この日の天気予報は曇りでしたが、太陽も時折しっかりと覗き、暖かな天気でした。
PLUM AKR KUMHO Vitzのお二人は、初 唐津ラリー!
2016年の初戦、気持ちも高まります。
唐津神社の大鳥居を拠点に、セレモニアルスタート。
鳥居の前で記念撮影を行いました。
交通安全祈願を行ったあと、大鳥居を通り、
諏訪姫ステッカーをプレゼントしながら出発です!
土日、イベント広場ではブース出店を行いました。
諏訪姫グッズ・PLUMレーシンググッズはもちろんのこと、
諏訪のお土産品も大変好評で、たくさんのお客様がブースにいらしてくださいました。
毎年好評、お配りしているプラモデルも、今年は諏訪姫エボXのデザインです!
DAY1のギャラステは、木曜の雨で会場のコンディションが悪いとのことで観覧中止となってしまいました。
リザルト速報を確認しながら、選手達の帰りを待ちます。
《福永選手のコメント》
[SS1]
3番タイムで様子を見過ぎたところもありますが
弱アンダーに苦しみセットアップの見直しを考えました。
[SS2]
3.9秒差の2番タイム
路面が少し荒れていたので、ここでも様子をみました。
[SS3]
1.5秒差の4番タイム
1ループは全般的に様子をみての走行です。
11:50 [SS3]が終了し、選手たちがサービスへと戻ってきました。
[SS3]終了時点で、諏訪姫エボXのオサムF・プラム・DLランサーは総合3位、
諏訪姫VitzのPLUM AKR KUMHO Vitzは、クラス3位で折り返しに突入。
午後のSSは、SS1〜3と同じコースとなるので、追い上げに期待です。
《福永選手のコメント》
[SS4]
6.8秒差の3番タイム
アンダーは少しは解消しましたが、それでもトップは速かったです。
[SS5]
会心のベストタイム!
[SS6]
ここでも辛くもベストタイム!
[SS7]
ここはスーパーベストタイム!
今年もこの調子で得意なSSは伸ばしたいと思いました。
[SS8]
少しペースを抑えましたが、それでも2番タイムで
総合2位で初日を終えて先ず先ずでした。
[SS4〜8]
オサムF・プラム・DLランサーは総合2位のタイムを出し続け、DAY1終了時点で総合2位に。
PLUM AKR KUMHO VitzはSS7では一時クラス3位にまで追い上げるも、DAY1終了時点で再度クラス4位に。
DAY2に期待です!
4/10(日)DAY2
天気:曇り~晴れ 気温:24℃
《福永選手のコメント》
[SS9]
3番タイム
アンダーに苦しみタイムが出ませんでした。
[SS10]
7番タイム
ここでも更にアンダーに苦しみ、追いやられた状況でした。
[SS11〜12]は SSS 野崎さとる2000GT 待望のギャラステです!
観客の目下を、砂埃を巻き上げながら走り抜けて行きました!
《福永選手のコメント》
[SS11]
5番タイム
ギャラリーSSでしたので次の奮起を誓いました。
[SS12]
スタート前にちょっとバタバタしましたが、予想を反してタイムも出て良かったです。
[SS12]を終えた時点で、
オサムF・プラム・DLランサーは総合2位を、
PLUM AKR KUMHO Vitzはクラス3位をそれぞれキープ!
《福永選手のコメント》
[SS13]
セットアップを大幅に変えて臨んだSSでしたが、
それでもタイムを死守出来ず、順位を3位に落としてしまいました。
[SS14]
最終SSで再び逆転を狙うべく望みましたが、
駆動系がスタート直後に破損して、辛くもフィニッシュ出来ました。
[SS14]を終え、結果は…
オサムF・プラム・DLランサーは総合3位
PLUM AKR KUMHO Vitzはクラス3位を頂くこととなりました。
スポンサーの皆様、
会場まで応援に来てくださったファンの皆様、
写真をご提供いただきました皆様、
暖かい応援、本当にありがとうございました!
オサムF・プラム・DLランサーの次戦は
4/29〜5/1の久万高原ラリー 2016
PLUM AKR KUMHO Vitzの次戦は
5/20〜22の若狭ラリー 2016です。
引き続き、PLUM Racing Team の応援を、よろしくお願い申し上げます!
オサムF・プラム・DLランサー【選手コメント】
ドライバー:福永修選手のコメント
最終TCまで気が気では無く
物凄い音と振動で一時は一歩も動かず諦めかけましたが
コドラの竹原さんが動かなくなったマシンを押してくれて
何とかゴールまでたどり着く事が出来ました。
本当に皆様のご協力で
開幕戦は総合3位とゴール出来ただけでも奇跡に近いです。
今回はダンロップさんのタイヤが
ライバルのヨコハマさんより唐津地方の路面にマッチして優れていたこともあり、
優位に立てました。
この調子で次の久万高原ラリーでも
悲願の総合優勝目指して頑張りたいと思います。
コ・ドライバー:竹原静香選手のコメント
唐津神社でのご祈祷から始まった、ツール・ド・九州2016 in 唐津ラリー!
神様にも諏訪姫にもお祈りした甲斐あって、3位を取ることができました。
金曜日のレッキでは前日の雨・風の影響で、杉の葉や小枝が林道中に広がり、
この上でフルブレーキングしたらどうなっちゃうんだろうと不安がよぎりました。
今年から、ラリー規則に変更があり、これまで全日本ラリーで使用されてきたSタイヤが使用できなくなったことに加え、
使用できるタイヤの本数も8本までと制限が厳しくなりました。
初めて使用するタイヤで、どこまで上位に食らいつくことができるかとわくわく考えながら土曜日のスタートを迎えました。
福永選手とは初めてコンビを組むこともあり、ラリーの戦い方だけでなく、
レッキの仕方やその他のルーチンワークでも新しく学んだことがたくさんありました。
戸惑うことやうまくいかないことももちろんありましたが、
福永選手の豊富なラリー経験に助けられ、セクション1を終える頃にはペースノートのタイミングもつかめてきました。
セクション2ではベストタイムを何本か取ることができたところにも、コンビが上手く行ったことが表れたように思いました。
今回、全日本ラリートップクラスであるJN6クラスの上位で戦うことのプレッシャーを実感しました。
間違わなくて当たり前、間違ったら全力で謝ります(笑)
福永選手を初め、トップ選手に紛れて経験の少ないわたしがいることは少し不思議で、
でもとても光栄で、このチャンスを活かさなくてはと毎日思いました。
最終SSでは、まさかの事態も起こりましたが(福永選手談参照)、
絶対ゴールするんだと励まし合いながらゴールまで行けたことは、
今シーズンのラリーを戦っていく上で大きな活力になるに違いありません。
サービスパークに帰って、チームのメカニックたちと車を押して、
ここまで来ればもう大丈夫、ゴールできるって言われた時の安心感は思い出すだけでもウルウルしそうです。
次戦に向けての備忘録として・・・
・お昼のサービスではごはんを食べすぎないように福永選手を見張る。
・フワッと車が浮くポイントをペースノートに書かない。
チームの力と、なんといっても諦めないことがどんなに重要か実感したラリーでした。
The most memorable rally, ever!
次戦も応援よろしくお願いします。
PLUM AKR KUMHO Vitz【選手コメント】
ドライバー:戸塚和幸選手のコメント
初九州~!!そしてヴィッツ総走行距離26000kmオーバー!!
ヴィッツにとっては2年目の参戦!!
しかも開幕戦はお初!!
シーズンオフには足回りの見直し、タイヤサイズの変更とアップデートして挑みましたが、ご承知のとおり3位にはなれたもの長いSSでは1キロあたり2秒離される屈辱。
今、分析すればトップチームはSS1での勝負を狙いSS1終了後にスペアタイヤに交換していました。
(ここ一発タイムの出るタイヤを履いていたのでは?)やはりベテラン勢は自分たちの想像を超える作戦でした。
木曜日、自走で九州14時間の旅(汗)
金曜日レッキ、前日の雨と暴風雨でコースは水と落ち葉と泥・・・・
ペースノートにも水!川!泥!落ち葉 、などの表記を追加。
しかし本番の日の予報は曇り・・・レッキの時とどの様に変わるか想像力を働かせます。
土曜日晴れ路面は乾いているが日陰は少々湿った路面。時間が経つにつれ気温も上昇しドライ路面へ。
今回のコースは低速のコーナーがひたすら続く道で高低差もあり、
下りセクションはジェットコースターみたいな、走行ラインをタイヤ一本分外せば浮いている砂にのってコースオフとテクニカルなコースでした。
初日を終えて1位2位には自力で追いつく可能性が無くなり3位キープでの走行。
後続はRX-8と同じクラス?な車両なので気が抜けません。
2日目後続のRX-8とのタイム差も開き一人旅的なポジション、しかしラリー何があるか分からないので気を緩めずに走行しました。
無事次戦へ向けてのデータ収集が出来ました。
トップチームにはまだまだ及びませんがジリジリとその差を詰めてがんばります。
応援いただいた皆様ありがとう御座いました。
次戦若狭ラリーがんばりますので応援の程よろしくお願いします。
チーム、関係者、スポンサーの皆様ありがとう御座いました。
帰りはチームとフェリーで帰る予定でしたが公式リザルトが発表されず、フェリーに乗れず。自走の旅で帰ってまいりました。うう初フェリーが・・・
コ・ドライバー:木村悟士選手のコメント
戸塚選手ともコンビを組んで2年目に入ります。
今年は、先日の参戦報告会でもお話ししましたとおり、年9戦中の5戦の参戦を予定しております。
その第1戦となる「全日本ラリー選手権 第1戦 ツールド九州 in 唐津」へ参戦してきました。
私も戸塚選手も九州地方でのラリー参戦は初。
私もコドライバーとして事前情報入手、また、他の方のインカービデオ等をみて予習は万全とまではいきませんがチェックを怠りませんでした。
しかし、事前走行(レッキ)では予習も吹っ飛ぶほどの前日の大雨で路面は泥や砂利が散乱。
オフィシャルの皆様も重機で道路清掃をしていただいたようですが、追いつかない状況のようでした。
1日目。
スタート会場である唐津神社へは1番のりで到着。
神社の境内でお払い、選手全員での記念撮影を行いスタート。
Section1ではセッティングがでずクラス4位。
Section2、3ではセッティングを変えて、クラス3位で折り返すことができました。
2日目
上位2台とはかなりの差になっていた状態でしたので、4位の方との差を広げ、マージンを稼ぎ、後半余裕を持つ作戦へ切り替え、無事完走。
3位キープでゴールすることができました。
上位2台は私達が参戦しているクラスでは常連中の常連、そしてベテランの方々。
何とかポディウムを獲得はできましたが、リザルトを見れば歯が立たない状態。
悔しい思いで一杯です。
戸塚選手も参戦する毎に早くなってきてはいます。
次戦までにはもう少し差を縮められるようにがんばります。
次戦は福井県での第3戦へ出場予定です。
佐賀県へ来られなかったファンの皆様とお会いするのを楽しみにしております。
引き続き、Plum racingを応援宜しくお願いします。