2016.7.30
全日本ラリー選手権 第5戦
2016 ARK ラリー洞爺
2016.7.1-7.3 イベントレポート
7月1日(金)~7月3日(日)に開催された、
全日本ラリー選手権 第5戦 2016 ARK ラリー洞爺の模様をレポート致します。
≪コース概要≫
路面:グラベル
総距離:355.08km
SS数:15本
クラス:JN-6(エントリー数:15台)
ゼッケン:No.3
『オサムF・プラム・DLランサー』
ドライバー 福永修 選手
コ・ドライバー 竹原 静香 選手
7/2(土)DAY1
天気:雨(強風)
シリーズの折り返し地点となる全日本ラリー第5戦は、
北海道有数の観光地・洞爺湖周辺のグラベル林道が舞台となります。
今シーズン初の雨が降るなかでのラリーとなりました。
北海道らしい川渡りステージ、雨の影響もあり増水していました。
《福永選手のコメント(サービスCより)》
まあまあですね。
ちょっとセッティングもミスったことがあって。
明日は5位を死守できるように頑張って行きたいと思います。
なかなかタイムが振るわず、グラベルラリーに苦しみながら、
DAY1終了時点で、オサムF・プラム・DLランサーは総合5位となりました。
7/3(土)DAY2
天気:晴れ
この日は晴れていましたが、道は濡れているため苦しい戦いは続きます。
SS11は「PLUM1」。
PLUMの名が入っているこちらはのSSは、トップと2.7秒差の4番手タイムでした。
《福永選手のコメント(サービスEより》
まずまずなんですけれど、とりあえず4位を死守できるように頑張ります。
タイヤはウェットを履いています。
午後はこのまま行くかどうするか、サービスに行って考えます。
全てのSSが終了したところで、
オサムF・プラム・DLランサーは結果総合5位となりました。
スポンサーの皆様、会場まで応援に来てくださったファンの皆様、
twitterなどから写真をご提供いただきました皆様、
暖かい応援、本当にありがとうございます!
選手・スタッフ一同大変勇気づけられております。
オサムF・プラム・DLランサー、PLUM AKR KUMHO Vitzの次戦は
8月25日~8月28日の
モントレー 2016 in 嬬恋です。
引き続き、PLUM Racing Team の応援を、よろしくお願い申し上げます!
オサムF・プラム・DLランサー【選手コメント】
ドライバー:福永修選手のコメント
今回のラリーは、前回の福島でコース上での大きな石によりオイルクーラーを破損してエンジンブローとなり、
エンジン、ターボ、ミッション、燃料タンクなど心機一転リフレッシュしての参戦でした。
初日に福島と同じくトップ争いには着いていけませんでしたが、
二日目には、セカンドグループで全日本初出場のマイケルヤング選手と勝った負けたのシーソータイムで、
5位争いで勝つことが出来て何とか総合5位を死守出来ました。
グラベルラリーではターマックと違い、まだまだセッティングやドライビングも見直すことが多く、
トップ争いには経験も積む必要があります。
今回の総合5位でシリーズ争いも熾烈になりましたが、
次戦のモントレーでは一矢報えるように頑張りたいと思います。
コ・ドライバー:竹原静香選手のコメント
4月から戦ってきた選手権は早くも折り返し地点!
ここまでの4戦は天候に恵まれ青空の下での戦いでしたが、
ラリー洞爺は今シーズン初の雨、それも、大雨となりました。
グラベル(未舗装)こそラリーの醍醐味!
土煙の中を駆け抜ける諏訪姫号を会場に足を運んでくださったギャラリーの皆様にお見せしたかったのですが、
土曜日はあろうことか土砂降り・・・
Day1後半は暴風雨の中、ギャラリーの方々は大変な思いをされて観戦してくれたことと思います。
路面のころころ変わる難しい状況の中、Day1を5位で終えました。
火山(Volcano)、ホタテ(Scallop)、昆布(Sea tangle)、そしてプラム(Plum)!
ラリー洞爺のユニークなステージ名です。
『昆布』のステージはラリー洞爺の代名詞である川渡りがあり、
ペースノートにもずばり、「川」と出てきます。
通常であっても怯んでしまう川渡りですが、今年は雨の影響で例年より水かさが大幅に増していました。
ブレーキをかけすぎることでのタイムロスと、ブレーキをかけなさすぎることでの車へのダメージを、
福永選手は量りにかけ一瞬にして判断したはず。
マイケルヤングに追われる中で、難しい局面でしたが、
大きなトラブルにも、大きなタイムロスにもならず、乗り切ることができました。
Day2も5位を守り切り、ラリーフィニッシュ!
上位入賞は果たせなかったものの、鬼門のグラベルラリーを大きなマシントラブルなく走り切ったことは、
9月のラリー北海道に向けての着実な一歩になりました。
今回得た情報と経験をもとにさらに上位に食い込む走りをすべく、
チーム一丸となって準備していきたいと思います。
次戦開催地はぐっと近づいて、群馬県嬬恋村での『モントレー2016 in 嬬恋』(8/27-28)です!
皆さんにはぜひ会場に足を運んでいただき、諏訪姫ランサーが森の中を走りぬける姿を間近で見ていただきたい!
2016年シリーズを折り返したラリー選手権、次戦も応援よろしくお願いします!
備忘録として
・川には斜め進入が効果的らしい
・マイケル・ヤングにわたしは神樹宙に似ている、と指摘される
(つまり彼はラリーの腕がいいだけでなく、お世辞の言えるいい子だってこと)
※神樹宙(カミキソラ)は諏訪姫エボXの側面にスポンサー頂いている、
スマホアプリ「コエスタ」のキャラクターです。