2016.11.28
全日本ラリー選手権 第9戦
新城ラリー2016
2016.11.4-6 イベントレポート
11月4日(金)〜11月6日(日)に開催された、
全日本ラリー選手権 第9戦 の模様をレポート致します。
路面:ターマック
総距離:410.401km
SS数:17本
クラス:JN-6(エントリー数:10台)
ゼッケン:No.5
『オサムF・プラム・DLランサー』
ドライバー 福永 修 選手
コ・ドライバー 竹原 静香 選手
クラス:JN-3(エントリー数:11台)
ゼッケン:No.34
『PLUM AKR KUMHO Vitz』
ドライバー 戸塚 和幸 選手
コ・ドライバー 木村 悟士 選手
11/4(金)
天気:晴れ
セレモニアルスタート。
今シーズン最後の全日本ラリーの戦いです!
多くのギャラリーに見送られ最終戦のスタートです。
11/5(土)DAY1
天気:晴れ
昨日に引き続き晴天。
新城公園よりスタートです。
新城ラリー2016ではブース出店も行いました。
諏訪姫グッズ・PLUMレーシンググッズはもちろんのこと、
BOECOMに興味を持って頂いたり、諏訪のお土産品も大変好評でした。
お立ち寄り頂きありがとうございました。
そして諏訪姫も応援に駆け付けました!
555の皆様やセノーテ様の皆様と一緒に、写真を撮らせていただきました!
ありがとうございました。
SS3 鬼久保のギャラリーステージにて福永選手がトップタイムを記録!
序盤から波乱の戦いとなり、上位に食らいつきます。
サービスにも諏訪姫が応援に行きました!
福永選手とツーショット!
SS4の県営新城公園のギャラリーステージにて、オサム・F・プラム・DLランサーはマシントラブルで停止。
オサム・F・プラム・DLランサーはDAY1リタイヤとなりました。
応援してくださった皆様のご期待に沿えず申し訳ございません。
オサム・F・プラム・DLランサーの分まで、PLUM AKR KUMHO Vitzが頑張ります!
SS10が終わり、PLUM AKR KUMHO VitzはJN-3クラスで3位となりました。
明日に期待です!
また、リタイヤとはなりましたが、
マシントラブルが解決をし、オサム・F・プラム・DLランサーのDAY2出走が出来ることになりました。
完走を目指して頑張ります!
PLUM AKR KUMHO Vitzにもマシントラブルが起きていましたが、
メカニックの2人が懸命に対処をしていただき翌日に備えます。
上位を目指して頑張ります!
11/6(日)DAY2
天気:晴れ
昨日に引き続き晴天でのスタート。
SS13にてPLUM AKR KUMHO Vitzがクラス2位に浮上!
このまま順位をキープ出来るように走り抜けます。
再びSS14鬼久保4 ギャラリーステージにて、
オサム・F・プラム・DLランサーがトップタイムを記録!
最後のサービスにて、
山口社長に「後ろは見るな!前だけ見ろ!」と気合を入れ直される、
PLUM AKR KUMHO Vitzの戸塚選手と木村選手。
最後のSS17鬼久保5 ギャリーステージ、
PLUM AKR KUMHO Vitzはハーフスピンをしてしまいました。
全てのSSが終了したところで、
オサム・F・プラム・DLランサーはDAY2完走、
PLUM AKR KUMHO VitzはJN-3クラス 3位となりました。
最後の最後でエンジンがかからなくなるトラブル。
最後まで戸塚選手・木村選手らしいラリーとなりました。
スポンサーの皆様、会場まで応援に来てくださったファンの皆様、
twitterなどから写真をご提供いただきました皆様、
暖かい応援、本当にありがとうございます。
選手・スタッフ一同大変勇気づけられておりました。
これにて2016年度の全日本ラリーは全て終了いたしました。
たくさんの応援ありがとうございました!
オサムF・プラム・DLランサー【選手コメント】
ドライバー:福永修選手のコメント
最終戦でもありチャンピオン争いもあったので、
虎視眈々とポディウムを目指しておりました。
SS1は少し様子を見ながらのスタートとなり、
SS2はキャンセルとなり、
得意の鬼久保SS3でペースノートの精度も良い感覚となり、
ベストタイムを奪取出来ました!
意気揚々とサービスに戻ってきた
次のギャラステでまさかのブレーキロックにより
コースオフでロスしてSS4は抜けたものの、
アーム破損でリタイヤとなりました。
悪くても3位にはなってる可能性が高かっただけに、残念でなりません。
今期を振り返るとベストタイムを連続できるところと出来ないところの差が激しく、
肝心なところで力が出せず空回りとなりました。
後半戦になればなるほど、結果が出なくて焦る気持ちをコントロール出来ずにリタイヤとなり、
ファンの皆様には申し訳ございません。
今後とも諏訪姫の応援を宜しくお願いします。
コ・ドライバー:竹原静香選手のコメント
全日本ラリー選手権最終戦を気持ちよく迎え、そして気持ちよく終わらせてくれようと、
ラリーの神様が図ってくれたかのような秋晴れの中開催された新城ラリーには、
5万人ものお客さんが来場してくれたそうです。
新城ラリーの代名詞と言っても過言ではない、名物コース、雁峰線。
これでもか、っていうくらいカーブの連続する細いくねくねの林道は、集中力が試されるコース。
その直後にはサーキットよりも広いハイスピードコース。
リズムの切り替えをしっかりしないと痛い目に合っちゃうコースセッティングでした。
JN6クラスの大ベテランで尊敬するクル―のリタイアがいきなりあったり、
やっぱり雁峰マイスターはぶっちぎりで速かったりする中、
ハイスピードの鬼久保ではベストタイムを取ることができました。
2016年締めくくりのラリーを笑顔で終えられるかな、と思ったところでした。
ところが、サービス直後の新城総合公園でのギャラリーステージで、またしても魔物に遭遇してしまいました。
今年何匹目の魔物か、もう数えきれなくなりました。
ラリー北海道でも、ハイランドでも、わたしが何か違うことをできていればリタイアせずに済んだのでは、
と何度も考えましたし、実際少なからず何か、は思いついたのですが・・・
今回は・・・ 何もないっ!
ってことで潔く終了(笑)
そうは言っても、ラリー中は必死でなんとかスタック状態から抜け出せないか、あの手この手を使ったわけです。
ギャラリーのおじさんの助言(言葉だけ。手は出してもらってないことを断言しておきます。)もあって自力で抜けることはできました。
車の損傷と、ロスした時間と、その後のSSスケジュールからリタイアを決めました。
最終戦もやっぱり笑って終わることができなかった残念さと、
PLUMの皆さんが来ているにも関わらず全部のSSを走る姿を見せられなかった悔しさと、
クルーのすれ違いと、いろいろもやもやした思いがありました。
でも落ち込んだときこそ見えることもあるもので、
辛い思いをわかってくれる人、本当に頼れる人が近くにいることをありがたく思いました。
2日目はそんな人たちのために復帰!
ゴールでは女性選手皆に花束の贈呈があり、無事にゴールしたような気分にさせてくれました。
多くの人に支えられて今年1年ラリーを戦うことができました。
ありがとう♡♡♡
PLUMを通じてラリーを見に来てくれるようになった皆さんとの出会いは、
一人でも多くの人にラリーファンになってもらうことを夢見ているわたしにとって、特別な出会いでした。
中でも、arumo2 さんは、南は佐賀県から北は帯広までの全戦を見に来てくれた皆勤賞です!
諏訪でのファンミーティングでお話ししてから以降の後半戦は、
わたしも arumo2 さんをサービスパークで探してしまうほどでしたし、一戦一戦の応援がわたしの力になりました。
1年間、一緒に戦ってくれてありがとうございました。
これからもラリーファンでいてください。
See you all PLUM fans with a big smile next time.
備忘録として
・マッサージの上手な人がチームにいるのはいい
・予習・復習はラリーでも大切
・ドライビングミスによるリタイアはある!!
PLUM AKR KUMHO Vitz【選手コメント】
ドライバー:戸塚和幸選手のコメント
金曜日 レッキ
朝、夕は肌寒いですが日が出ると暖かい・・・・いや熱い(笑)
他のチームのメカニックやうちの一之瀬メカ、中谷メカも確か半そでだったような・・・?
しかーし侮れない新城、名物ステージ、雁峰(ガンポウ)などは木で完全にコースが日陰。
全体的に低速ステージはコース上に川(水が流れている)砂、苔、木で日陰。
高速ステージはキャッツアイ(センターラインで光ってる突起物)とまさにザ、新城。
土曜日 1日目
緊張するSS1 今までの苦労が報われるかの1本です。
4番手タイム・・・しかし3番手以降はコンマ代のタイム。
これは行けるのでは?と思って気合を入れましたがSS2はステージキャンセルに、午後もそのまま接戦でしびれる展開。
後半にサービスでホイールが曲がってるのに気付く。
ハイスピードな鬼久保線でキャッツアイを踏んで走るのでそれが原因だろうと推測し、
2本目の鬼久保はラインを変えてキャッツを踏まないようにするもスローパンクチャー。
サービスには戻ってこれたもののホイールの再使用は出来ないとの判断。
鬼久保を走るたびに左のフロントのホイールが曲がる・・・・・計3本。
1日目最後のサービスで、2日目のタイヤ選択に悩みまくり宿に帰る途中でもキム兄とタイヤ選択で悩みながら宿に着く。
夜、宿でインカーを確認するも曲がる要因の箇所が見つからなかった。
現状の3位は死守しなければならない。使用できるホイールが減っていく。
日曜日 2日目
朝一で中谷メカと一之瀬メカと会議するも今履いているタイヤを使い切ってでも午前中にプッシュするという結論でスタート。
午後まではなんとか2位をキープ。
(てめぇー2位キープしなきゃーぶっ殺す!!)某一○瀬メカに激励を頂きアタックをかけるも、相手も猛アタックでジワジワトと攻められる。
この時は心底車の戦闘力の差が有ることを痛感。
後半でタイヤを交換。
逃げるべくアタックをかけるも最後の鬼久保でハーフスピンをしていしまい。
3位になってしまいました。
悔しい本当に悔しい3位でした、自分の未熟さラリーの奥の深さを痛感しました。
しかしこれが勝負のラリー。
応援してくださったファンの皆様、現地まで足を運んでくださった皆様、スポンサーの皆様、
本当に本当に1年間ありがとう御座いました。
皆さんに応援してもらえるからラリーに出れました、頑張れました!!
プラムレーシングの皆様、僕を理解してくださって応援してくれる山口社長筆頭に本当にありがとうございました。
1年間すごい勉強になりました!!
勝つためにはってのも見えた一年でした。
来年のことはまだ決まってませんがまた来年笑顔で皆様に会えることを願ってまた精進してまいります。
今度は諏訪姫とシリーズ表彰式へ出られるように頑張ります!!
また応援をよろしくお願いします!!
キム兄の備忘録に対抗して・・・反撃?
(※下記木村選手のコメントを参照ください。)
戸塚選手すぐ寝ちゃうのではなく木曜仕事して夜中移動して金曜なのでそりゃ~眠いです。
キム兄前日入りっすよね~?(笑)
本番時は寝ることも重要なので早めに寝ることを心がけてます。
キム兄
レッキ中、頭にサングラスをしていて日差しが眩しいと言っていてました。
初日?2日目?宿まではキム兄の車で移動でしたが自分の車なのに給油口の位置間違えて停車。
あれは流石にああ疲れてるのね(笑)と思いました。
宿への帰り道セブ○イレブンで夕食を購入したキム兄、ビール買ったのにクジでまたビール当ててる。
次の日もビール当たってて・・・・
オウオウそこで運を使い果たしたんじゃ・・・・・。
鬼久保ハーフスピン事件、コーナーは違えどプラムレーシング去年に引き続き今年もやってしまった。
完全に慣性ドリフトかましてしまった、FRならそこからドリフトでリカバリーですがFFなので(汗)。
色々反省しました。
コ・ドライバー:木村悟士選手のコメント
応援に来ていただいたファンの皆様本当に有難うございました。
9月のファンクラブミーティングの時にハイランドマスターズエントリーはお話していたのですが、仕事の都合でスキップ。
ゆーいち選手へ託し私木村は8月のモントレー以来となります。
11月飛び石連休の4日がレッキ(事前走行)日という事もあり翌日眠い目をこすりながらレッキを行うのは体力的にも大変なので、3日文化の日には新城市入り。
ホテルへ行く前にサービスパークへ行ってみたら、トヨタ往年のラリー車両が無造作に置いてありギャラリーし興奮。
それはさておき・・・。選手権のお話ですね。
JN3クラス、シリーズ優勝は決まっていましたが、3位~6位のシリーズランキングがまだまだ団子状態。
私達クルーも上位入賞が出来れば戸塚選手はシリーズ表彰式にいけるまだチャンスがあるという事で気合十分でした。
ラリー本番当日の朝。群馬と比較すれば暖かいねぇ~なんていう言葉も出てくるくらい日が差せば上着が必要ない位の雲ひとつ無い天気。
これが2日目も続くのでした。
DAY1
SS1へ向かう途中、いつも通り沿道で手を振って応援してくれる皆様いらっしゃるのですが、何処かでみた事のある人達が5~6人。
そう、モントレー in 群馬のオフィシャルメンバーが遠くから来てくれて、沿道で応援していてくれていました。
しかも、何やら手作り応援フラッグを作ってきてくれたみたいで・・・。
「俺たち初めて全日本ギャラリーなんだよ!」なんて言っていましたが、しっかりと暖めて食べるような物持っていて、どうみても初めてではない格好。
いつでもオフィシャル可能状態でした(笑)。
その応援隊は移動しながら考えもしないところから現れたのは言うまでもなく、
某群馬出身有名選手から埼玉、群馬、長野ラリーシリーズ出身者には容赦なく笑いを提供していました。
そして、他県出身の選手からは、「今度群馬応援隊は何処で現われるのだ?」って聞かれてしまうほど・・・。
そんな感じで緊張感が更に増したSS1で始まり1ループ目。
上位2台は遥かカナタ・・・。
3位、4位、5位がゴチャゴチャした状態。
2ループ目終了時点で3位。
3ループ目の最終SSが終了後、エアーチェックしたら左前のタイヤのエアー圧が低い。
サービス会場へ戻ってきてホイールをみたら凹んでいる。
鬼久保のSSでは2車線の道をハイスピードで駆け抜けるステージでセンターラインにキャッツアイ(反射板)が設置してあり、
それをまたいで踏んだ時にどうやら曲がったようです。2日目の1ループ目でも鬼久保SSがあり同様に凹んでしまいました。
そんな中、DAY1は3位で折り返し。
DAY2
1ループ目の3本目で2位だった選手がリタイヤし2位に浮上。
このままキープと意気込んでいましたが、後ろの選手が追い上げてきていて、2ループ目最終SS前の差が0.2秒で前日ホイールを曲げている鬼久保SS。
このままだとひっくり返されてしまうということで気合を入れなおし挑みました・・・が・・・。
最後数百メートル手前でハーフスピン。昨年の諏訪姫86がスピンした場所ではありませんが、同様の鬼久保SSで私達クルーもやってしまいました。
そして最後の落ちはセレモニアルフィニッシュでエンジンがかからないトラブルもあったりして・・・。
今回は色々なドラマがありました。
Plum Racing 公式Twitterでも謝罪会見をいたしましたが、
あと一歩で見えた2位だったのに非常に残念&悔しい気持ちで一杯です。
今年1年間を振り返ると、唐津の3位で始まり、若狭 リタイヤ、モントレー 5位、ハイランド 5位、新城 3位 と、
3位で始まり3位で終わりはしたものの、途中のイベントが揮わずに皆様には申し訳ない気持ちで一杯です。
来年も引き続きがんばって行きたいと思っています。
来年もPlum Racing Teamの応援を宜しくお願いいたします。
備忘録とつぶやき・来年の抱負
・ゆーいち選手は選手でもないのに新城公園にいた。彼は何処でも現れる。
・戸塚選手は寝てしまう時間が早い。なるべく時間を詰めてノートの整理とかしてあげないと申し訳ない。
・メカニックのお二人(中谷さん、一ノ瀬さん)が使っている工具に萌え~。
・来年こそ最低1度は優勝したい。